Android

今回お勧めしますのは、中古品やリファービッシュ品のスマートフォンを海外渡航専用機にしてしまうことです。iPhoneでも中古品やリファービッシュ品なら最新機種の新品に比較して、かなりお得に入手ができます。

“ 中古品 ” のご説明は不要かと思いますが、“ リファービッシュ品 ” というのは、初期不良で返品されてきた製品や中古品をメーカー側で再整備を行ったものです。

一見、“ リファービッシュ品 ”の方がいわゆる “ 中古品 ” よりも 良さそうな響きがありますが、中には正規ではない修理業者が整備したものが “ リファービッシュ品 ” として販売される場合もあるようです。(Apple の場合はApple 認定整備済製品」であるかなど)メーカーがチェック済みのものかどうかを確認しておいた方が良さそうです。

中古のスマホを購入する場合に気をつけておくべきことを、(海外旅行専用端末にすることを想定して)いくつか挙げるとしますと、以下が考えられます。

(1) 通信機能
(2) SIM ロックの有無、あるいは SIM ロック解除の有無
(3) 保証内容および期間


(1) 通信機能について

そもそも海外渡航先の通信会社のネットワークに対応していない機種を買ってしまっては意味がありません。
事前に自分が利用する通信サービスの提供者や販売者に「渡航先国で必要となる通信機能(通信方式や周波数)」について確認し、それらが搭載されている機種であることを確認しましょう。

例: アメリカに渡航しようとする場合で、更に hellosim を現地でご利用いただく場合は、以下のように 3G か 2Gの通信方式と周波数の全て、あるいはいずれかに対応していれば、現地でご利用いただけます。

※ アメリカの通信会社(AT&T または T-Mobile USA)において hellosim が利用することができるネットワークの通信方式と周波数が以下のようになっているためです。

① 通信方式: 3G (W-CDMA または UMTS
※ UMTS の技術規格のうちの 1 つがW-CDMAですが、同じ規格の意味で使われることの方が多いです。
  周波数: 850 MHz または 1900 MHz

② 通信方式: 2GGSM
  周波数: 1900 MHz

実際の例として、iPhone 5c の販売業者がその通信機能に関して以下のように表記していました。

UMTS / HSPA+ / DC-HSDPA (850, 900, 1700/2100, 1900, 2100 MHz)
GSM / EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz)

※ これ以外に 4G (LTE)の通信機能もありますが、略します。

ご覧のように、UMTS と GSM に該当があるだけでなく、周波数においても全て該当があります。
つまり、iPhone 5c は、hellosim がアメリカで利用可能なネットワークの全てのものに対応していることを意味します。

Android の低価格機種の場合、比較的最近のものでも、上記のうちの GSM 1900 MHz しか対応していないというものがあります。それゆえ、購入時には通信機能をチェックしておく必要があります。

なお最近の中古市場では、ほとんど iPhone 5s 以降ばかりになっているように思われますが、iPhone 5s 以降の各世代機種はいずれも hellosim で利用可能なすべての国々のすべての通信会社のネットワークに対応しています。

※ Android スマホで気になる物があるなど、hellosim で利用可能なネットワークとの関わりで、ご不明点などがありましたら、support@hellosim.jp までお気軽にお問い合わせください。


(2) SIM ロックの有無、あるいは SIM ロック解除の有無について

hellosim はSIM ロックがかかっているとご利用いただけません。「SIM ロックフリー」、「SIM フリー」あるいは「SIM ロック解除済み」となっているものである必要があります。

※ SIM ロック解除品に関して、iPhone 6s 以降の場合は、日本の各通信会社が正式に SIM ロック解除を受け付けるようになってからのものですが、それ以前の iPhone (5s)などの場合、市販のサードパーティー製解除ツールなどで SIM ロック解除が行われている可能性があります。

市販の解除ツールなどで解除が行われていると、hellosim が正常に動作しないケースがありますので、5s 以前の場合は、Apple が最初から「SIM フリー版」として販売していたもの(輸入品)を探した方が良いでしょう。


(3) 保証内容および期間

中古品は、安いのがメリットである反面、故障などのリスクが新品よりも見込まれます。最低でも 1 ヶ月以上の保証期間がついていることが望ましいでしょう。

また、中古品には「赤ロム」という問題があります。「赤ロム」とは、スマホを通信会社から分割で購入した人が、分割代金を全て支払い切るより前に、そのスマホを中古ショップに売り、その後、分割代金の未納分が支払われない状態になったために、通信会社がスマホを特定して使えないようにしてしまった状態をいいます。
(あるいは盗品が販売されていたケースでは盗品であることが原因で「赤ロム」化している場合もあります。)

「赤ロム」状態になった場合でも、その中古スマホの販売店が交換などの保証をしてくれるのが業界標準と言っていい状況です。逆に言えば、保証してくれない販売店からの購入は避けた方が良いでしょう。


中古やリファービッシュ品ならではの注意事項もありますが、例えば iPhone 5s が中古市場では 1 万円前後になってきています。リファービッシュ品の iPhone 5c では 1万5千円前後のものが見られます。(本記事公開日現在)

特に短期留学などで、1 ヶ月程度海外渡航する際に海外用のWi-Fiレンタルを利用しようとすると、補償に関する費用まで含めれば 2 万円近い支払い金額になってしまうこともあります。
あるいは、旅行するたびに Wi-Fi レンタルをしていたら、比較的簡単に 1 万円、2 万円といった累積費用になっていきます。

それに対して、お値打ちな中古品を 1 度購入してしまえば、例えばそれに hellosim を入れてしまえば、渡航の際の通信費は、人によっては1000 円以下、1 GB ~ 2 GB 利用する人でも(hellosim のデータ通信が格安になる 50 ヶ国向けであれば)1500 円~2000 円程度で済んでしまうという状態になります。

SIM カードをさしっぱなしにして海外専用機にするつもりであれば、家族の間で使い回すのも良いでしょう。

ただし、少なくとも 1 ヶ月に 1 度くらいはしばらく電源を入れて状態を確認するなど、(ふだん使っていないなりの)定期的な動作確認をしておくことをお勧めします。


  hellosim公式ウェブサイトだけでなく、こちらのYahoo ショッピングでも販売しております。
  留学やワーキングホリデーだけでなく、その後の旅行や出張などでも繰り返しお使いいただけます。
  ご質問などがございましたら、support@hellosim.jp にお寄せください。